宅建の合格率は、2015年にズバリどう推移したのか?

試験

2015年度の合格率は?

宅建が士業のひとつに追加されてから、初めての試験が、平成27年(2015年)度の試験です。

宅建が士業に変更されたことによって、難易度が高まるのではないかという意見が、2015年内はあちこちでやりとりされていました。

確かに、士業という一連の資格は難易度が厳しい種類が大半を占めています。合格率が毎回のように10%以下を記録している種類はいっこうに珍しくありません。

もっとも、それらの危惧はあくまでも漠然とした推測にすぎません。それでは実際の2015年の試験の難易度はどうだったでしょうか?

2015年の宅建の合格率は、15.4%でした。合格最低基準点は31点と発表されています。

これらの結果は、それだけを見る限りなら変わった部分は特にありません。合格率は、過去10年分の流れでみると低いほうですが、似たような数値になった年はいくつかあります。

合格ラインについても大きな変化はありませんし、むしろこの10年内では低めになっており、ハードルが下がったという受け取り方が成立しそうなほどです

合格率の推移の傾向は

宅建の試験では、毎年合格率が低い水準で推移するという特徴があります。
平成27年度(2015年度)の宅建試験も、例年とその点ではあまり変わっていませんでしたね。

従来とあまり変化していないですが、あえて言うなら合格率はやや厳しくなっています。
16%を下回ったのは、5年ぶりですし、その前にさかのぼると11年ぶりになります。

一部の試験が難化

もっともこの2015年度の試験が終了した直後から、そのような結果になることは指摘されていました。

一部の試験問題が難化しているため、合格率をあまり変えないようにするには合格最低点を低めにするしかないだろうと、識者の間から意見が出ていたのを思い出します。

裏を返せば、2016年以後もこのような問題の難化は進行する可能性があるということ(この点は、ある程度予測が可能です。専門家が教材制作にかかわっている通信講座等を使っていれば、対策はできますが)。

2015年に受からなかった受験者と、2016年以後に受ける受験者はどちらも、ますます気を引き締めて受験勉強に臨むことを余儀なくされるでしょうね。

合格率や合格最低点が大きく変えられてしまう恐れはないですし、これまでに培われてきた正統派の正攻法を、これからも踏襲しながら勉強することに変わりはありませんが。

合格率は今後低下していく?

もっとも、たった1回きりの結果だけを大げさに取り上げてとやかくいうことはできません。
宅建が士業になったことによる合格率への影響は、数年くらいのデータが手に入ってからでないと大した分析もできないでしょう。

確かに、今後だんだんと低下していくという予想図はあっても不思議ではありません。とはいえ一気に低下することは考えにくいでしょう。

それに、難易度が上昇したからと言って勉強法まで様変わりするわけではありません。試験の制度を根本から覆してしまうような大改革を試験本部が狙う理由はまったくないのです。

合格率が今後、上がって行って楽になるという予想図はなかなか描けないものの、合格率が非常に低迷してしまうことは、あまり心配しなくてよいでしょう。杞憂をするよりも、勉強のほうに集中したほうが得策です。